腰痛について① 〜立ち上がり型の腰痛〜
腰痛“は日本人の約8割ほどが罹患していると言われ、特に腰痛に悩む人は女性に多いと言われています。
この“腰痛“、あとは“ぎっくり腰”といったものがなぜ起きるのでしょうか!?
またその予防はどうしたら良いのかといった話をさせていただきたいと思います!
痛みの原因というのは“痛くなる前”にあります。
なので座って立ち上がる時に痛いならば、座っている姿勢に原因があります。また、寝起きで痛ければ、寝ている姿勢にも原因があるんです。さらに「車から降りる時にいつも痛い」という方は車に乗っている姿勢や、シートの形に問題があることが多いんです。
こういった事は良くある話にはなりますが、それさえ観察してしまえばどういう状況なのかわかるんです。
腰痛の原因というのは大きく分けて2つあります。
一つ目は立ち上がり時の腰痛(立ち上がり型)です。
二つ目は座る時に痛い腰痛(座り型)となります。
今回は腰痛の中でも特に多い“立ち上がり型の腰痛”のお話をさせていただきます!
立ち上がり型の腰痛というのは、背骨の前から股関節の内側に張っている“腸腰筋(ちょうようきん)”や“大腰筋(だいようきん)”と言われるインナーマッスルが攣って(つって)いることが多いんです。
だいたい皆さん腰が痛いと腰の部分をトントンって叩いたり、腰に湿布を貼ったりすると思います。しかし実は、立ち上がり型の腰痛または立ち上がり型のぎっくり腰は“前”なんです。前の筋肉が攣っちゃうと筋肉が縮み、縮んだ筋肉というのは中途半端に伸ばされるのが実は一番痛いんです。
皆さん想像してみてください。ぎっくり腰になった時は腰が曲がっちゃいます。そして座っている間は良いけど、座ってから立ち上がる時に「よっこらせ、うっ!?痛たたた…」と言って腰を伸ばし、「ここまで伸ばせると歩けるんだよね」なんていう方が周りにいませんか?その方は背骨の前から股関節の内側に張っている“腸腰筋”という筋肉が痛んでいることが多いんです。
こんな方は何に気をつけたらいいか?
身体を反りすぎない事と身体を丸めすぎない事が凄い大事になります。なのでぎっくり腰になっている状態や腰痛が酷い状態で、ふかふかのソファーに座るとか背中に支えが付いてない座椅子に座るとか、背中が丸くなるような姿勢をとると、まず間違いなく立ち上がれないです。
さぁ、みなさんは今、どういう体勢でこのブログを読んでいますか?
今、座椅子に座って背中を丸くして読んでいる方で、もし立ち上がる時に腰が痛かったら、「今の座り方が悪い」と思ってください。
人の身体は膝関節90度、股関節90度が一番安静が取れます。
なので、リビングの椅子などに腰を掛けているのが腰が痛い方にとって一番楽です。
それでも、「リビングの椅子に長いこと座っていていると腰が痛い」という方は、おそらく前にお尻をずらして背中を丸くして座っている事が多いんじゃないでしょうか。
じゃあ、そういう方はどうしたらいいかと言うと、お尻の後ろ側にハンドタオルまたはバスタオルを丸めて入れてみてください。そうするとですね、お尻が後ろに、骨盤が後ろに倒れないので真っ直ぐに座れます。
2024.01.18